今年の書初め。
今回の墨は、ひと味違います。
それは自家製の煤を使ったこと。
方法。
鍋のまわりにびっしり付いた煤。
うちの鍋は、煤だらけ。
それをこそげとる。
定期的に取らないと床に落ちて足が真黒になってしまう。
細かいものだけをふるって煤の準備OK!
材料は、煤とゼラチン。
ゼラチンはスーパーで売っている粉ゼラチン。
膠を使うみたいですが無かったので。
ゼラチンに水を入れて溶かす。
溶けたら煤を投入。
昨年の実験では、このまま使用して粉っぽい墨になってしまった。
いい感じにならなかったので今回は良く混ぜることに。
結構混ぜていたら煤がゼラチン水に溶けてきた。
使う分だけ残して、それに水を加える。
竹の器に移して、いざ書初め!
いい発色でしかも墨汁っぽい!
成功ですね!
だがしかし、冷めてくるとゼリー状になってしまう。
ということで鍋に戻して温めながらの書初め。
温めるとすぐにサラサラの状態に戻った。
湯気が出ている墨で習字をするなんて。
そんな状態は、初めてで面白かった。
なかなかありな自家製煤の墨。
来年もやろうかな。